『9人』であること。
私の応援しているグループ「Hey!Say!JUMP」は『9人』グループだ。
実は最近ふつふつと思う事がある。
『9人』という人数はグループとして芸能界を生き抜くには厳しい人数なのではないのかと。
もちろん嫌いなメンバーがいるとかそういうわけではない。9人みんな大好きだし、誰一人として欠けてはならない存在だ。
しかし、『9人』という数はなかなか不利なのではないかと感じるようになった。
私もまだJUMPについて全く知らない時期には、山田くんや知念くんくらいしか分からず、BESTにいたっては5人とも顔が同じに見えて見分けなどつかなかった。友人の中にも私が「Hey!Say!JUMPが好き!」と伝えると、「ごめん。全く分からないや。」と言われることもある。
まず人数が多いと顔と名前を世間に認識してもらうことが大変だ。
メディアによく取り上げられるメンバーならすぐに認識してもらえるだろうが、そうでないメンバーはなかなか認知されにくい。
そしてバラエティ番組などでの活躍についても思うことがある。
各アイドルグループの中にはだいたい「バラエティ担当」がいるものだ。しかしバラエティ担当以外のメンバーはどうなのか。
本音を言うとJUMPはまだまだバラエティに対する適応能力が弱いと思っている。メンバーだけでの番組などはとても面白い。だけどそれはファンである私の感想であって、ファンではない人からしたらどういった風に映るのだろう。仲間内のわちゃわちゃした映像を見せつけられているように感じるだろうか。また、メンバーではなく芸能界の大御所さんなどとの絡みを見ていると、JUMPくんたちがとても小さく見えてしまう。コンサートで目にする、もうこの人達に勝るものはないのではというくらいの圧倒的オーラが消えてしまう。
こういったことを最近よく考えるようになってしまい、こんなことを考えてしまう自分自身にも腹が立っていた。
しかし、今月11日に発売された雑誌「TV GUIDE Alpha (TVガイド アルファ)」でJUMPくんが語っている内容を読んで『9人』であることの強みを感じることができた。
山田「やっぱり…グループなら秀でているものを持った人が集まるほうがいいんじゃないかな。バランスがいい人は一人で何でもこなせるだろうから、グループである必要がない。もちろん、俺らも個人の仕事の時は、JUMPで得たものを1人で出さなきゃ、頑張らなきゃっていう場面はあるけどね」
有岡「うん。それに一人ひとりが違う個性を持つことで、お互いを生かせる。だから、自分も伸び伸びやれているんだなって思うしね。仮に俺がソロアーティストだったら、全然違うキャラだったと思うよ」
岡本「俺もこの中の誰か一人でも欠けたら、今の自分はないなって思う。それくらい9人の関係性が好きだし、このメンバーでよかった!」
知念「そうだね。そもそも僕、自分一人で自分をフォローしきれない…(笑)」
高木「俺もメンバーいないとムリだわ(笑)」
山田「いいじゃん、それで。グループでいれば、支え合ったり、引き出し合ったりできるから。人間、完璧である必要はないと思う。抜けているところがあっていいし、それが魅力になったりするし」
八乙女「でね、そうやってメンバー同士で引き出しあった才能、能力が混ざりあうのが楽しいの。この2人には2人にしか生まれない能力、この3人には3人の間にしか生まれない才能みたいなのがあるから。9人いたら掛け合わせも無限大だし」
山田「2人の掛け合わせだけでも…37通り?」
伊野尾「すごい数。それもJUMPの強みだよね」
有岡「反面、そこに甘えちゃいけないなとも思うよ。メンバー9人もいるから、自分が完璧じゃなくても大丈夫っていう風には思っちゃいけない。常にお互いを刺激し合える関係でいたいよね」
伊野尾「そうだよね。一人なら一人の経験を積み重ねるしかないけど、ある意味、俺らは9人分の経験を共有できるってこと。ありがたいなって思うよ」
『9人』であることは他のグループよりもたくさんの経験を積める。
『9人』であることで無限の可能性が生まれる。
足りない部分はまた違うメンバーが補って、お互いの長所は引き出し合って高めていく。
光くんの「そうやってメンバー同士で引き出しあった才能、能力が混ざりあうのが楽しいの」という言葉。なんて素敵なんだろう。
JUMPくんは日々お互いを刺激し合い、それを楽しんでいる。とても素敵な関係だ。
JUMPくんは『9人』である強みをちゃんと理解していて、それを最大限活用して10周年からまたその先を走り続けていくのだろう。
私なんかがくよくよ心配することなどではなかったのだ。
JUMPはJUMPらしく進んでいくのだ。
10周年を迎えるHey!Say!JUMPが本当に楽しみで仕方がない。今よりももっともっと大きなグループに成長しているんだろうなあ。
これからも『9人』でキラキラと輝き続けてください。
山田「一番の願いはシンプル。このまま、この9人で大きく成長していきたいな」
▼今回引用させていただいた「TV GUIDE Alpha (TVガイド アルファ)」について。
インタビュー内容に加え、雑誌本体のサイズも大きめなので写真も綺麗に見えてとても良い。またコンサートレポの写真が鮮明で感動した。伊野尾担の私からのオススメはピアノを弾く伊野尾くんと、大きなシャンデリア(通称:ジャンデリア)の上に立つ伊野尾くんです。
まだ読まれてない方は是非とも本屋に立ち寄った際には手に取ってみてください。